膝は歩く・立つ・しゃがむといった動作で常に体重を支えています。
その荷重のかかり方がゆがみによって偏ると、ある一方の関節面にばかり負担がかかるようになります。

たとえばO脚では、膝の内側に過剰な圧力が集中し、軟骨や骨にストレスがかかりやすくなります。
これが長年続くことで、軟骨がすり減りやすくなり、変形が進むと考えられています。

「自分の膝はどうなっているんだろう？」と気になる方へ、
まずは簡単なセルフチェックから始めましょう。

•  鏡の前でまっすぐ立ったとき、膝の間にすき間がある（O脚傾向）
•  片脚立ちで膝が内側に入る・バランスを崩しやすい
•  階段や立ち上がりのとき、膝がガクッとする・痛む

こうしたサインがある場合は、整骨院での姿勢・アライメント評価をおすすめします。
当院では、

• 姿勢・歩行動作のチェック
• 股関節や足首との連動分析
• 筋肉のバランス評価

などを組み合わせて、膝の状態を丁寧に確認していきます。

膝のゆがみがあるからといって、必ず進行するわけではありません。
日常生活で次のような工夫をすることで、膝への負担を軽減できる場合があります。

•  階段の上り下りで痛みが出るときは無理をせず、早めに専門家に相談を
•  片脚に体重をかけすぎない姿勢を意識する
•  太もも（大腿四頭筋）やお尻（中殿筋）の筋力を保つ
•  正座や深いしゃがみ込みを長時間続けない

これらはあくまで一般的な注意点であり、痛みや変形の程度によって対応は異なります。
強い痛みや腫れ、強い変形が見られる場合は、まずは医療機関で画像撮影を受けて、程度や状態を知ることも重要です。

めぐみ整骨院では、O脚による膝のゆがみ・姿勢の崩れに関するご相談を受け付けています。
姿勢評価・動作分析をもとに、

• 筋肉のバランス調整
• 関節ねじれの改善
• 日常生活でのセルフケア指導

など、身体のバランスを整え、症状を軽減するサポートを行っています。

• O脚などの膝の”ゆがみ（アライメント）”は、変形性膝関節症の進行や機能低下に関係している
• ゆがみの方向（O脚・X脚）によって、負担がかかる部位が異なる
• 早めに自分の膝の状態を知り、専門家に相談することが大切

「最近膝がまっすぐじゃないかも…」と感じたら、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの膝が一日でも長く快適に動けるよう、サポートいたします。

参考文献

Sharma L, et al. The Role of Knee Alignment in Disease Progression and Functional Decline in Knee Osteoarthritis. JAMA Network. July 11, 2001